平成22年 秋期 応用情報技術者 午前 問70

ワンチップマイコンの内蔵メモリとしてフラッシュメモリが採用されている理由として、適切なものはどれか。

 ア  ソフトウェアのコードサイズを小さくできる。
 イ  マイコンの出荷後もソフトウェアの書換えが可能である。
 ウ  マイコンの処理性能が向上する。
 エ  マスクROMよりも信頼性が向上する。


答え イ


解説
ワンチップマイコンの内臓フラッシュメモリはソフトウェアを格納するのに使用されます。

 ア  フラッシュメモリを採用してもソフトウェアのコードは小さくなりません。
(フラッシュメモリを書き換えるための処理が追加になるのでソフトウェアのサイズは大きくなるでしょう。)
 イ  フラッシュメモリならば、出荷後のソフトウェアの書換えが可能です。
ただし、マイコンに内蔵されたフラッシュメモリの書換え回数の制限はあまり多くありません。
 ウ  フラッシュメモリを採用しても処理速度は向上しません。
(マスクROMと比べアクセス速度が遅く、性能が落ちるかもしれません。)
 エ  フラッシュメモリを採用しても信頼性は向上しません。
(ソフトウェアバグで誤ってフラッシュメモリに格納されたソフトウェアを消去してしまう危険があるので信頼性は落ちるかもしれません。)


キーワード
・フラッシュメモリ

キーワードの解説

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