平成22年 秋期 システムアーキテクト 午前II 問9

受注処理の入力データをチェックするプログラムを、実験計画法に基づいてテストする。
直交表を用いてテストケースを作成する場合、テストケースのa〜cの組合せとして、適切なものはどれか。

テストの仕様
入力項目 テスト内容
得意先コード 入力されたコードが得意先DBに存在するか否かを、正しく判断できる。
商品コード 入力されたコードが商品DBに存在するか否かを、正しく判断できる。
受注数量 入力された数量が数字だけか、又は数字以外の文字も含むかを、正しく判断できるか。

直交表
列番号
行番号
1 2 3
1 0 0 0
2 0 1 1
3 1 0 1
4 1 1 0
テストケース
得意先コード 商品コード 受注数量
1 存在しない 存在しない 数字以外の文字も含む
2 存在しない 存在する 数字だけ
3 存在する 存在しない 数字だけ
4 a b c

a b c
存在しない 存在しない 数字だけ
存在しない 存在する 数字以外の文字も含む
存在する 存在しない 数字以外の文字も含む
存在する 存在する 数字以外の文字も含む


答え エ


解説
直交表とテストケースの列について注目すると、直交表の1列目が0ならばテストケースの1列目が“存在しない”で、1ならば“存在する”である。
直交表の2列目が0ならばテストケースの2列目が“存在しない”で、1ならば“存在する”である。
直交表の3列目が0ならばテストケースの3列目が“数字以外の文字も含も”で、1ならば“数字だけ”である。
したがって、直交表の4行目が(1, 1, 0)だからテストケースは(存在する, 存在する, 数字以外の文字も含む)になる。

a b c
存在する 存在する 数字以外の文字も含む


キーワード
・実験計画法

キーワードの解説

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