平成22年 春期 応用情報技術者 午前 問32
“受注明細”表は、どのレベルまでの正規形の条件を満足しているか。
ここで、受注番号と明細番号の組は主キーである。
受注明細
受注番号
明細番号
商品コード
商品名
数量
015867
1
TV20006
20型テレビ
20
015867
2
TV24005
24型テレビ
10
015867
3
TV28007
28型テレビ
5
015868
1
TV24005
24型テレビ
8
ア
第1正規形
イ
第2正規形
ウ
第3正規形
エ
第4正規形
答え イ
【
解説
】
この表には、
繰り返しの項目がない。→第1正規形の条件を満たしている。
従属的に決まる項目もない。→第2正規形の条件を満たしている。
商品名は商品コードから推移的に決まる。→第3正規形の条件を満たしていない。
したがって、この表は
第2正規形
(イ)である。
【
キーワード
】
・正規形
【
キーワードの解説
】
正規形
データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
第1正規形
データの繰り返し部分を別表にする。
第2正規形
1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
第3正規形
推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
ボイス・コッド正規形
すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。
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