平成23年 秋期 基本情報技術者 午前 問11

A〜Dを、主記憶の実効アクセス時間が短い順に並べたものはどれか。

キャッシュメモリ 主記憶
有無 アクセス時間(ナノ秒) ヒット率(%) アクセス時間(ナノ秒)
A なし - - 15
B なし - - 30
C あり 20 60 70
D あり 10 90 80

 ア  A、B、C、D
 イ  A、D、B、C
 ウ  C、D、A、B
 エ  D、C、A、B


答え イ


解説
A〜Dの実効アクセス時間を求める。
ここで、キャッシュヒット率:r 、キャッシュメモリアクセス時間:C、主記憶アクセス時間:Mとすると、キャッシュを考慮したメモリアクセス時間は r +M×(1-r ) になる。

 A  キャッシュメモリがないので、主記憶のアクセス時間が実効アクセス時間なので、15ナノ秒
 B  キャッシュメモリがないので、主記憶のアクセス時間が実効アクセス時間なので、30ナノ秒
 C  キャッシュメモリがあるので実効アクセス時間は、20×60% + 70×40% = 40ナノ秒
 D  キャッシュメモリがあるので実効アクセス時間は、10×90% + 80×10% = 17ナノ秒
したがって、実効アクセス時間の短い順にならべると、A、D、B、C(イ)になる。


キーワード
・キャッシュメモリ
・キャッシュヒット率

キーワードの解説

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