CPUと磁気ディスク装置で構成されるシステムで、表に示すジョブA、Bを実行する。
この二つのジョブが実行を終了するまでのCPUの使用率と磁気ディスク装置の使用率との組み合わせのうち、適切なものはどれか。
ここで、ジョブA、Bはシステムの動作開始時点ではいずれも実行可能状態にあり、A、Bの順で実行される。
CPU及び磁気ディスク装置は、ともに一つの要求だけを発生順に処理する。
ジョブA、Bとも、CPUの処理を終了した後、磁気ディスク装置の処理を実行する。
単位 秒
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CPUの使用率 | 磁気ディスク装置の使用率 | |
ア | 0.47 | 0.53 |
イ | 0.60 | 0.68 |
ウ | 0.79 | 0.89 |
エ | 0.88 | 1.00 |
答え イ
【解説】
ジョブA、BはジョブAから処理が行われ、それぞれCPUの処理、磁気ディスクの処理の順になるので、ジョブBのCPUの処理は、ジョブAのCPUの処理が終わってから開始される。
また、ジョブBのCPUの処理が終了したとき、ジョブAの磁気ディスクの処理が行われていた場合は、ジョブBの磁気ディスクの処理は、ジョブAの磁気ディスクの処理が完了するのを待ってから行われる。
この処理の状態を図にすると下のようになる。(赤がCPUの処理、青が磁気ディスクの処理)
これから、全体の処理時間は25秒であり、そのうちCPUが使用されている時間は15秒、磁気ディスクが使用されている時間は17秒であるので、それぞれの使用率は
CPUの使用率=15秒÷25秒=0.60
磁気ディスク装置の使用率=17秒÷25秒=0.68
(イ)になる。
【キーワード】
・使用率