図は二つの会社の損益分岐点を示したものである
A社とB社の損益分岐に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | A社、B社ともに損益分岐点を超えた等しい売り上げの時、固定費の少ないB社の方がA社よりも利益が大きい。 |
イ | A社はB社より変動費が小さいので、損益分岐点を超えた等しい売上高のとき、B社に比べて利益が大きい。 |
ウ | 両者の損益分岐点は等しいので、等しい利益を生み出すために必要な売上高は両社とも等しい。 |
エ | 両社は損益分岐点が等しく、固定費も等しいので、売上高が等しければ、損益も等しい。 |
答え イ
【解説】
固定費は活動をしなくても発生する費用で売上高が0の時の費用になるので、A社は70、B社は30になる。
変動費は費用から固定費を引いたもので、変動費率は売上高にの増加とともに上がる費用の線の増加率になるので、B社の方が変動費率は高い。
利益は収益から費用を引いた値であり、損益分岐点はそれが0となる点なので、A社、B社ともに売上高が100の時である。
損益分岐点を超えたときの利益は、同じ売上高であれば変動費率の小さいA社の方が多くなる。(イ)
【キーワード】
・損益分岐点