答え ウ
【解説】
端末aから端末bにデータを送信するときで考えます。
端末aと端末bは同じサブネットに接続されていないので、ルータ1を通過するようなアドレスを設定します。
IP層ではサブネットが異なっても指定するアドレスは変わりませんが、MAC層では同じサブネット内のあて先を指定するので、端末aが端末bにデータを送信するときのアドレスは
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
ルータ1 |
端末a |
端末b |
端末a |
になります。
次にルータ1がデータを中継して、あて先IPアドレスを見てルータ2に転送します。このとき、データのIPアドレスの値は変わりませんが、MACアドレスは実際に送信するルータ1とあて先のルータ2を指定するので
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
ルータ2 |
ルータ1 |
端末b |
端末a |
になります。
次にルータ2がデータを中継して、あて先IPアドレスを見て端末bに転送します。このとき、データのIPアドレスの値は変わりませんが、MACアドレスは実際に送信するルータ2とあて先の端末bを指定するので
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
端末b |
ルータ2 |
端末b |
端末a |
になります。
このとき、モニタツールで採取するデータは、ルータ1からルータ2に転送しているデータなので
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
ルータ2 |
ルータ1 |
端末b |
端末a |
(ウ)になります。