前期繰越及び期中の仕入と売上は表のとおりであった。
期末日である3月31日に先入先出法によって棚卸資産を評価した場合、在庫の評価額は何円か。
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ア | 840 |
イ | 980 |
ウ | 1,038 |
エ | 1,080 |
答え イ
【解説】
先入先出法なので、払出しをするときは、先に購入した商品から出て行く。(FIFOの考え方です。)
前期繰越(4月1日)の在庫の状態は、単価100円が10個である。
4月20日の売上は単価100円から4個なので在庫の状態は、単価100円が6個である。
5月1日の仕入後の在庫の状態は、単価100円が6個、単価90円が15個である。
8月31日の売上は単価100円から6個、単価90円が2個なので在庫の状態は、単価90円が13個である。
10月15日の仕入後の在庫の状態は、単価90円が13個、単価70円が5個である。
11月20日の売上は単価90円から6個なので在庫の状態は、単価90円が7個、70円が5個である。
したがって、期末日の在庫の評価額は
90円×7個 + 70円×5個 = 980円
(イ)である。
【キーワード】
・在庫管理