交通費精算業務の改善に関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ。
広告代理店のA社では、申請者が経理部に回付した交通費精算伝票(以下、伝票という)を使って、顧客訪問時に発生した交通費の精算業務を行っている。
[現在の交通費精算業務の流れ]
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交通費精算を効率よく行うために、データベースを活用して、次に示す機能要件の交通費精算システム(以下、精算システムという)を構築することにした。
[精算システムの機能要件の一部]
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[ストラテジ]
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[ストラテジ]
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[テクノロジ]
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[ストラテジ]
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答え 問97 ウ 問98 エ 問99 ア 問100 ウ
【解説】
問97 | 事務担当者が申請された伝票に対し最初に行うのは内容の“精査”、承認者が伝票に行うのは“決済”で、決済された伝票に事務担当者が行うのは“採番”です。
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問98 | 申請には利用区間の情報はありますが、利用した交通機関が記載されていないので明細の利用区間に対する金額(エ)が正しいかはわかりません。 | ||||||||
問99 | 求めるのは承認区分が“承認”のものなので、精算賞から承認区分が“承認”のものを抽出し、その抽出した表の伝票番号の情報を明細表から京都合して取り出し、顧客番号と社員番号が同じものをまと目るので以下のようになります。 (2) (1)の表と明細表を伝票番号で結合する。 (3) (2)の表から、同一の顧客番号と社員番号の金額の合計を求め、顧客番号、社員番号、合計した金額の表を作成する。 |
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問100 | A社の1か月あたりの申請件数は
10件/日×20日/月 = 200件
で、1件の申請についての時間短縮は、申請者が9分(= 12分 - 3分)、承認者が1分(= 72秒 - 12秒)なので、1か月では、 200件×( 9分 + 1分 ) = 2,000分 であり、事務担当者の時間短縮は1日当たり32分(= 48分 - 16分)なので 20日×32分 = 640分 であり、経理担当者はの時間短縮は1か月12時間(= 13時間 - 1時間)であるので、合計では 2,000分 + 640分 + 12時間 = 56時間 (ウ)である。 |