平成26年 秋期 ITストラテジスト 午前II 問16

製品のロードマップに従って製品を開発していく場合に、プロダクトライン開発を適用する利点はどれか。

 ア  技術者個人の力を組織力よりも重視するので、成熟度の低い組織でも製品開発に成功しやすい。
 イ  品質が安定した資産を再利用していくので、品質が安定した製品を低いコストで開発できる。
 ウ  ロードマップ上の各製品を完全に独立して開発していくので、一つの製品の不具合が他の製品に波及することがない。
 エ  ロードマップ上の最初の機種の開発開始時に、開発環境を準備するなどの初期投資が不要なので、市場への新規参入が容易になる。


答え イ


解説

 ア  プロダクトライン開発では、組織力が求められるので、成熟度の低い組織では効率的な製品開発が難しくなります。
 イ  プロダクトライン開発では、品質が安定した資産を再利用していくので、品質が安定した製品を低いコストで開発できます。(複数の製品を高品質、低コストで開発するのがプロダクトライン開発の目的です。)
 ウ  プロダクトライン開発では、ロードマップ上の各製品が相互に関係して開発していくので、一つの製品の不具合が他の製品に波及するリスクがあります。
 エ  プロダクトライン開発では、ロードマップ上の最初の機種の開発開始時に、ソフトウェア資産を準備するなどの初期投資が必要なので、市場への新規参入は難しくなります。(継続して複数の製品を市場に出さないと利益がでないことがあります。)


キーワード
・プロダクトライン開発

キーワードの解説

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