ソフトウェアの潜在エラー数を推定する方法の一つにエラー埋込み法がある。
100個のエラーを故意にプログラムに埋め込んだとき、そのエラーの存在を知らない検査グレープが30個のエラーを発見した。
そのうち20個は故意に埋め込んでおいたものであった。
この時点で、プログラムには埋込みエラーを除く残存エラー数は幾つと推定できるか。
ア | 40 |
イ | 50 |
ウ | 70 |
エ | 150 |
答え ア
【解説】
エラーの埋込みを行ってからのテストにおいて、発見した30個のエラーのうち、埋込みを行ったエラーが20個発見され真のエラーが10個であるから、埋込んだ100個のエラーのうち未発見の80個のエラーを発見するまで、真のエラーが同じ割合で発見されると考えると、真のエラーの数をx とすると、次の式が成り立つ。
20:10 = 100:x
これをとくと
x = 50個
で、そのうちの10個はすでに見つかっているので残っているエラーは
50個 - 10個 = 40個
(ア)です。
【キーワード】
・エラー埋込み法