平成27年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問6

プロジェクトの人的資源マネジメントに関して、“ブルックスの法則”で述べられていることはどれか。

 ア  エンゲージメントが高まると、プロジェクトメンバーは問題に対して自律的に対応するようになる。
 イ  技術が発展し、高度な技術の利用が進むほど、人を中心にしたプロジェクトマネジメントが重要になる。
 ウ  担当者の業務を可視化しなければ、いかに優秀なプロジェクトマネージャでも適切な管理はできない。
 エ  遅延しているプロジェクトへの新規要員の追加は、さらなる遅れをもたらすだけである。


答え エ


解説
ブルックスの法則の理由は以下の2点になります。

  1. 新たに投入された開発者が生産性の向上に貢献するまでには、時間がかかる。
  2. 人員の投下は、チーム内のコミュニケーションコストを増大させる。

ソフトウェア開発プロジェクトで要員追加を行うのは、スケジュールの遅延が発生したことが理由ですが、この課題への対策にはほかにスケジュールの延長、開発スコープの縮小があり、遅れが発生しているプロジェクトでスケジュールを伸ばすのは事態を引き延ばすだけで解決にはならず、対策として適切なのは開発スコープの縮小になります。


キーワード
・ブルックスの法則

キーワードの解説

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