プログラム160本の開発に期間40日間、総工数800人日を予定している。
10日目終了時点の予定と実績は表のとおりであった。
EVMによる進捗状況分析結果のうち、適切なものはどれか。
ここで、各プログラムの作成に要する工数は同一とする。
[10日目終了時点の予定と実績]
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ア | コスト効率、スケジュール効率がともに計画通りである。 |
イ | コスト効率、スケジュール効率がともに計画より低い。 |
ウ | コスト効率は計画どおりだが、スケジュール効率が計画より低い。 |
エ | スケジュール効率は計画どおりだが、コスト効率が計画より低い。 |
答え ウ
【解説】
EVMでコスト効率を求める計算式は、
コスト効率 = 出来高(Earned Value、EV)÷実コスト(Actual Cost、AC)
であり、この値が1で計画通り、1より大きいと良好なことを表している。
また、スケジュール効率を求める計算式は
スケジュール効率 = 出来高÷計画価値(Planed Value、PV)
であり、この値が1で計画通り、1より大きいと良好なことを表している。
それぞれの値を求めると
計画価値(PV) = 200人日
出来高(EV) = 30本×(800人日÷160本) = 150人日
実コスト = 150人日
コスト効率 = EV÷AC = 1
スケジュール効率 = EV÷PV = 0.75
なので、コスト効率は計画どおりだが、スケジュール効率が計画より低い(ウ)ことがわかる。
【キーワード】
・EVM