平成28年 秋期 ITストラテジスト 午前II 問12

ジェフリー・A・ムーアはキャズム理論において、利用者の行動様式に変化を強いるハイテク製品では、イノベータ理論の五つの採用区分の間に断絶があると主張し、その中でも特に乗り越えるのが困難な深く大きな溝を“キャズム”と呼んでいる。
“キャズム”が存在する場所はどれか。

 ア  イノベータとアーリーアダプタの間
 イ  アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間
 ウ  アーリーマジョリティとレイトマジョリティの間
 エ  レイトマジョリティとラガードの間


答え イ


解説
キャズム理論(Chasm theory)は、イノベータ理論における、イノベータとアーリーアダプタで構成される初期市場と、アーリーマジョリティやレイトマジョリティによって構成されるメインストリーム市場の間には、容易には越え難い溝(キャズム)があるとする理論です。
キャズム理論では、アーリーアダプタとアーリーマジョリティの間(イ)にあるキャズムを超えなくては、新製品やサービスは市場に登場しても、成熟期を迎えることなく導入期や成長期といった初期市場で消えて行くことになってしまいます。


キーワード
・イノベータ理論

キーワードの解説

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