平成28年 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト 午前II 問10

リアルタイムOSにおいて、タスクA〜Eの発生時刻、処理時間及び優先度が次のように定められている場合、タスクCの終了時刻はタスクAが発生してから何ミリ秒後になるか。
ここで、優先度は1が最も高く、優先度の高いタスクが優先的に処理されるものとする。
また、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。

タスク 発生時刻(ミリ秒) 処理時間(ミリ秒) 優先度
A 0 5 5
B 5 10 2
C 10 15 3
D 15 10 4
E 20 5 1

 ア  25
 イ  30
 ウ  35
 エ  40


答え ウ


解説
表のとおりにタスクの処理を行うと、タスクAが0〜5ミリ秒まで実行され、次にタスクBが5ミリ秒から実行されます。
15ミリ秒でタスクCが実行可能になりますが、タスクCよりタスクBのほうが優先度が高いのでタスクBの処理が行われ、15ミリ秒でタスクBの処理が完了し、タスクDが実行可能状態になり、タスクCとタスクDではタスクCの優先度が高いのでタスクCが実行されます。
20ミリ秒でタスクEが実行可能状態になりタスクEはタスクCより優先度が高いので、タスクCの処理は中断されタスクEがじっこいうされます。
タスクEの完了後にタスクCの処理が再開され、タスクCの完了は35ミリ秒後(ウ)です。
 
になります。


キーワード
・リアルタイムOS

キーワードの解説

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