ソフトウェアの要件定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効である。 |
イ | 構造化チャートは、システムの“状態”の種別とその状態が選移するための“要因”との関係を分かりやすく表現する手段として有効である。 |
ウ | 状態遷移図は、DFDに“コントロール変換とコントロールフロー”を付加したものであり、制御系システムに特有な処理を表現する手段として有効である。 |
エ | 制御フロー図は、データの“源泉、吸収、流れ、処理、格納“を基本要素としており、システム内のデータの流れを表現する手段として有効である。 |
答え ア
【解説】
ア | 決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効です。 |
イ | 構造化チャートは、図形表現を導入し、プログラムの理論をわかりやすくしようとするもので、“処理の階層的表現”、“データ構造の表現”、“処理の流れの表現”を記述します。 |
ウ | 状態遷移図は、システムの“状態”の種別とその状態が選移するための“要因”との関係を分かりやすく表現する手段として有効です。 |
エ | 制御フロー図は、処理の流れを表すための図で、条件(分岐)や繰返しなどの制御構造を分かりやすく表現する手段として有効です。 |
【キーワード】
・決定表