IPv4ネットワークにおいて、IPパケットの分割処理と、分割されたパケットを元に戻す再構築処理に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | IPパケットの再構築処理は宛先のホストで行われる。 |
イ | IPパケットの再構築処理は中継するルータで行われる。 |
ウ | IPパケットの分割処理は送信元のホストだけで行われる。 |
エ | IPパケットの分割処理は中継するルータだけで行われる。 |
答え ア
【解説】
IPパケットの分割(fragmentation)はIPパケットを中継するルータで中継するデータのサイズが中継先ネットワークの最大転送データサイズ(Maximum Transmission Unit、MTU)より大きい場合に行われる。
分割したIPパケットは上位プロトコル(主にTCPやUDP)に渡す前に再構築を行う必要があり、一般に受信ホストで行うことになっている。(まれに途中のルータが再構築することもある。)
なお、IPv6ではパケット分割の機能がなく事前に経路上の最大転送データサイズを決めてから送信する。
【キーワード】
・パケット