トランザクションT1、T2の同時実行制御が適切に行われない場合に起こりえる、レコードX、Yの変更消失問題(lost update anomaly)に該当する処理はどれか。
ア | T1がXとYを参照しながら値の集計を行っている最中に、T2がXを更新した。 |
イ | T1がXを更新した後、コミットする前に、T2がXを参照したが、T1がロールバックした。 |
ウ | T1がXを追加した後、コミットする前に、T2がXを参照し、その値を使ってYを更新した。 |
エ | T1とT2がほぼ同時に参照し、その値に基づいてXをT1、T2の順番に更新した。 |
答え エ
【解説】
変更消失問題が発生するのは、T1とT2がほぼ同時に参照し、その値に基づいてXをT1、T2の順番に更新した(エ)時です。
この場合、T1変更は、T2の変更で上書きされてしまいます。
【キーワード】
・変更消失問題