平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問40

オブジェクト指向における、開かれた(ホワイトボックス型)再利用とは、基底クラスに対して、サブクラスを作ることによって、基底クラスのデータや機能を再利用することである。
この方式のオブジェクト指向の再利用技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  基底クラスで定義したデータが保護されるので、安全性の高いプログラムが開発できる。
 イ  基底クラスで定義したデータや機能に対する差異をサブクラスに記述すればよく、開発効率が良い。
 ウ  基底クラスの変更は、サブクラスに影響しない。
 エ  基底クラスを複数のアプリケーション開発に利用することはできるが、そのサブクラスを再利用することはできない。


答え イ


解説
オブジェクト指向では、既存のクラスの性質を受け継いだ新しくクラスを作成することができます。
この時、既存のクラスを「基底クラス」、新しく作成したクラスを「サブクラス」といい、サブクラスでは基底クラスで定義したデータや機能に対する差異を記述すればよいので開発効率が良くなります。
また、このサブクラスが基底クラスの性質を受け継ぐことを「継承」といいます。


キーワード
・ホワイトボックス型再利用

キーワードの解説

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