平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問80

著作権法に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  M社の業務プログラムは、分析から製造までの一切をN社が請け負って開発した。
特段の契約条件がなければ、このプログラムの著作者はM社である。
 イ  既存のプログラムのアイディアだけを利用して、同一目的のプログラムの全体を新たに作成した場合でも、著作権の侵害になる。
 ウ  著作権及び著作者人格権は、他人に譲渡することができる。
 エ  日本国内においては、著作物に著作権表示が明記されていない場合でも、無断で複製して配布したときには著作権の侵害になる。


答え エ


解説

 ア  プログラムを請負契約で開発した場合、著作者は請負側(N社)になります。
 イ  プログラムの場合、著作権はアイデアではなく表現物(ソースコード、実行モジュール)に発生します。
 ウ  著作権法には『著作者人格権は、著作者の一身に専属し、譲渡することができない。』と、なっていて著作権人格は譲渡できません。
 エ  日本国内においては、著作権表示がなくても著作権は発生するので、複製などを行うと著作権の侵害になります。


キーワード
・著作権

キーワードの解説

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