平成19年 秋期 基本情報技術者 午前 問73

販売価格が14万円の製品を製造する案として、表のA案とB案がある。
月当たりの販売数量が500個の場合、A案とB案の評価のうち、適切なものはどれか。

月当りの固定費 変動費単価
A 1,500万円 9万円/個
B 2,500万円 7万円/個

 ア  A案、B案ともに利益が出ない。
 イ  A案、B案の利益は等しい。
 ウ  A案のほうが利益が多い。
 エ  B案のほうが利益が多い。


答え イ


解説
売上高を計算すると、製品価格は14万円で、販売数量が500個なので
 14万円×500個=7,000万円 …(1)
になります。

A案のときの費用は、固定費が1,500万円で、製品1個あたりの変動費が9万円なので
 1,500万円+9万円×500個=6,000万円 …(2)
になります。

B案のときの費用は、固定費が2,500万円で、製品1個あたりの変動費が7万円なので
 2,500万円+7万円×500個=6,000万円 …(3)
になります。

A案のときの利益は(1)-(2)なので、1,000万円になります。
同様に、B案のときの利益は(1)-(3)なので、1,000万円になり、A案、B案の利益が等しい(イ)ことがわかります。


キーワード
・変動費
・固定費

キーワードの解説

戻る 一覧へ 次へ