コンパイラによる最適化の主な目的はどれか。
ア | ソースプログラムのレベルでのデバッグを容易にする。 |
イ | プログラムの実行時間を短縮する。 |
ウ | プログラムの保守性を改善する。 |
エ | 目的プログラムを生成する時間を短縮する。 |
答え イ
【解説】
ア | コンパイラのデバッグオプションの説明です。 デバッグオプションをつけてコンパイルすると、生成されるプログラムの実行時間が遅くなり、サイズも大きくなります。 |
イ | コンパイラの最適化(最適化オプション)を行うことで、プログラムの実行時間の短縮や、プログラムサイズの縮小を行います。 最適化を行うと、ソースコードレベルでのデバッグは困難になります。 |
ウ | プログラムの保守性を高めるにはコードの記述を統一(コーディング規約の作成)することや、リファクタリング(refactoring)で行います。 リファクタリングとは外部から見たプログラムの動作を変えずに、内部構造を変えることで、保守性を上げることなどを行います。 |
エ | 目的プログラム(オブジェクトコード)の生成時間を短縮するには、makerツールを使い、変更されたソースプログラムのみコンパイルすることで行います。 |
【キーワード】
・コンパイラ