平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問38

コンパイラによる最適化の主な目的はどれか。

 ア  ソースプログラムのレベルでのデバッグを容易にする。
 イ  プログラムの実行時間を短縮する。
 ウ  プログラムの保守性を改善する。
 エ  目的プログラムを生成する時間を短縮する。


答え イ


解説

 ア  コンパイラのデバッグオプションの説明です。
デバッグオプションをつけてコンパイルすると、生成されるプログラムの実行時間が遅くなり、サイズも大きくなります。
 イ  コンパイラの最適化(最適化オプション)を行うことで、プログラムの実行時間の短縮や、プログラムサイズの縮小を行います。
最適化を行うと、ソースコードレベルでのデバッグは困難になります。
 ウ  プログラムの保守性を高めるにはコードの記述を統一(コーディング規約の作成)することや、リファクタリング(refactoring)で行います。
リファクタリングとは外部から見たプログラムの動作を変えずに、内部構造を変えることで、保守性を上げることなどを行います。
 エ  目的プログラム(オブジェクトコード)の生成時間を短縮するには、makerツールを使い、変更されたソースプログラムのみコンパイルすることで行います。


キーワード
・コンパイラ

キーワードの解説

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