ディレクトリ構造をもったファイルシステムのパス指定に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア | 親ディレクトリと子ディレクトリの間では、親から子へ、子から親への両方向の参照が可能である。 |
イ | カレントディレクトリがルートディレクトリである場合、どのディレクトリやファイルに対しても、相対パス指定と絶対パス指定は同じ表記になる。 |
ウ | 子ディレクトリから親ディレクトリを指定する場合には、カレントディレクトリを基点とした絶対パス指定を用いる。 |
エ | 相対パス指定では、ルートディレクトリから目的のファイルへのパスを指定するので、カレントディレクトリに関係なく同じ表記になる。 |
答え ア
【解説】
ディレクトリのパスの指定はUNIX系とMS-Windows系で区切り記号が異なり、UNIX系では“/”、MS-Windows系では“\”を使用する。
ア | ディレクトリでは親から子への参照(移動)も子から親への参照も可能である。 親から子は、cd [子のディレクトリの名前]、親から子は cd ../(UNIX系)になる。 |
イ | 絶対パスの指定は、必ず絶対パスであることを示すための表記が必要である。ルートディレクトリのしたのディレクトリ temp へのパスを絶対パスで示すと /temp になり、相対パスでは temp になる。 |
ウ | カレントディレクトリを基点とするパスの指定は、相対パス指定である。 |
エ | この説明は、絶対パス指定の方法である。 |
【キーワード】
・ディレクトリ