平成18年 春期 ソフトウェア開発技術者 午前 問52

電子メールでMIMEの機能を必要とする場合はどれか。

 ア  あて先(To)フィールド中に日本語の文字を用いる。
 イ  本文中のURLをクリックするとブラウザがそのページを表示する。
 ウ  本文に日本語の文字を用いる。
 エ  本文の最後にシグネチャを自動的に付加する。


答え ア


解説
電子メールに添付された画像データなどのバイナリファイルはそのままでは送信できない。
そこで、バイナリファイルを一度テキスト文字に置き換えて送信し、受信側で逆の処理を行って、テキストからバイナリに戻している。
また、電子メールでは、すべて7ビットのJISコード(ISO-2022-JP)として送られるため、8ビットコードである“かな”や“漢字”(パソコンではShift-JISコード)をJISコードに変換する処理もMIMEが行っている。

 ア  あて先(To)フィールドの日本語の変換もMIMEの機能である。
 イ  メール本文中のURLをクリックしてブラウザがそのページを表示するのは、メールソフトとブラウザの機能である。
 ウ  メール本文では日本語を表現できる規定なので、本文の日本語表示はMIMEではない。
 エ  メール本文の最後にシグネチャを追加するのはメールソフトの機能である。


キーワード
・MIME

キーワードの解説

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