ATM交換方式の特徴として、適切なものはどれか。
ア | ATMのプロトコルには、音声・データ・画像のデジタル符号化方式が含まれる。 |
イ | LANとWANのそれぞれに対応する機器が販売されており、LANとWANで共通に使用できるプロトコルとして、TCP/IPに変わるものと期待される。 |
ウ | 広帯域ISDNを実現する技術であり、網インタフェースに数kビット/秒の低速から100Mビット/秒を超える高速まで様々な速度で使用できる。 |
エ | 情報をセルと呼ばれる固定長のブロックに分割して送受信する。 |
答え エ
【解説】
ア | ATMにはデジタル符号化方式は含まれません。 |
イ | ATMは第2層のデータリンク層ですので、TCP(第4層:トランスポート層)、IP(第3層:ネットワーク層)に変わるものではありません。 |
ウ | ATMは高速回線で使用することを前提に考えられているため、1Mビット/秒以下の回線では利用メリットがありません。 |
エ | ATMでは情報を53バイトのセルという固定ブロックに分割して送受信します。 小さなデータに分割することでデータの遅延を小さくできるメリットがあります。デメリットは送受信データにおけるヘッダー部の割合が大きいので、効率が悪いです。 |
【キーワード】
・ATM交換方式