仮想記憶のページの置換えアルゴリズムの一つであるFIFOの特徴のうち、適切なものはどれか。
ア | LRUアルゴリズムより置き換えるページを決定する処理に時間がかかる。 |
イ | LRUアルゴリズムよりもページフォールトの回数が少なくなる。 |
ウ | ある種のページ参照列に対して、割当て主記憶量を増やすと、かえってページフォールトの回数が増加する。 |
エ | ページサイズを小さくすると、ページフォールトの回数が減る。 |
答え ウ
【解説】
ア | LRUでは使った時間などを調べて、最もアクセスのないページを探す処理が必要だが、FIFOではページを割当てた順なので処理時間は短くてすむ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イ | ページフォールトの回数は扱うデータの性質により異なり、LRU・FIFOだから多い・少ないとは一概にいえない。(大量のデータを順にサーチする処理ではFIFO・LRUに関係なくページフォールトの回数は一緒である。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウ | 実例を示します。(過去に出題された問題です。) ページ枠が3と4のとき、参照するページ番号が、 1→2→3→4→1→2→5→1→2→3→4→5 のときを考えます。
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エ | 一般的に、ページサイズを小さくすると、ページフォールトの回数は増えます。 8の大きさのデータを扱うとき、ページサイズが10であれば、ページフォールトは1回ですが、ページサイズが5では、ページフォールトは2回発生します。 |
【キーワード】
・仮想記憶のページの置換え