ピアツーピアにおけるデータ探索技術のうち、フラッディングの説明はどれか。
ア | インデックスサーバに、求めるデータのノード情報検索クリエを発行する方式である。 |
イ | 分散配置したインデックスサーバに、求めるデータの位置情報としてハッシュ値とノード情報の組を保持する方式である。 |
ウ | 求めるデータのハッシュ値に最も近いハッシュ値を持つノードに、経路制御表に従ってクリエを伝播させていく方式である。 |
エ | 隣接ノードに対してデータ検索クリエを発行し、求めるデータが存在するノードに行き着くまで、連鎖的に伝播させていく方式です。 |
答え エ
【解説】
ピアツーピアの環境でデータ探索を行うときは、データの所在を管理しているサーバがいないため、自身が把握しているピアツーピアの環境に接続されているすべてのコンピュータ(ノード)に対し、探索の要求(探索クリエ)を発行します。
探索クリエを受け取ったノードは、自身が要求されたデータを持っていたときはその結果を返しますが、持っていないときは、このノードが把握しているピアツーピアの環境に接続されているすべてのノードに対し、探索クリエを発行します。
結果として、探索クリエがネズミ算的に増加し、フラッディング(洪水、氾濫)の状態になります。
ア | ピアツーピア環境ではインデックスサーバが存在しません。 |
イ | ピアツーピア環境ではインデックスサーバが存在しません。 |
ウ | ピアツーピアでは経路制御表がなく、隣接するすべてのノードに検索クリエを発行します。 |
エ | ピアツーピアでは説明のとおり、隣接するノードに対し連鎖的に検索クリエを伝播させるため、フラッディングが発生します。 |
【キーワード】
・ピアツーピア
・フラッディング