2020年 ITパスポート 問15

SCMの説明として、適切なものはどれか。

 ア  営業、マーケティング、アフターサービスなど、部門間で情報や業務の流れを統合し、顧客満足度と自社利益を最大化する。
 イ  調達、生産、流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を、取引先を含めて全体最適の視点から見直し、納期短縮や在庫削減を図る。
 ウ  顧客ニーズに適合した製品及びサービスを提供することを目的として、業務全体を最適な形に革新・再設計する。
 エ  調達、生産、販売、財務、会計、人事などの基幹業務を一元的に管理し、経営資源の最適化と経営の効率化を図る。


答え イ


解説

 ア  営業、マーケティング、アフターサービスなど、部門間で情報や業務の流れを統合し、顧客満足度と自社利益を最大化するのは、SFA(Sales Force Automation、営業支援システム)です。
 イ  調達、生産、流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を、取引先を含めて全体最適の視点から見直し、納期短縮や在庫削減を図るのは、SCMです。
 ウ  顧客ニーズに適合した製品及びサービスを提供することを目的として、業務全体を最適な形に革新・再設計するのは、BPR(Business Process Re-engineering、ビジネスプロセスリエンジニアリング)です。
 エ  調達、生産、販売、財務、会計、人事などの基幹業務を一元的に管理し、経営資源の最適化と経営の効率化を図るのは、ERP(Enterprise Resource Planning、企業資源計画)です。


キーワード
・サプライチェーンマネジメント

キーワードの解説
  • サプライチェーンマネジメント(Supply Chain Management、SCM)
    製品の受発注、在庫管理、物流、資材の調達など、企業活動全般を統合的に管理することで、余分な在庫の削減、効果的な資材調達を実現し、コスト削減受注から製品発送までの時間短縮を行なうための手法のことです。
    自社だけでなく関連企業と情報共有する必要があります。

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