2020年 ITパスポート 問43

あるコールセンタでは、顧客からの電話による問い合わせに対応するオペレーターを支援するシステムとして、顧客とオペレーターの会話の音声を認識し、顧客の問い合わせに対する回答の候補をオペレーターのPCの画面に表示するAIを導入した。1日の対応件数は1,000件であり、問い合わせ内容によって二つのグループA、Bに分けた。AI導入前後の各グループの対応件数、対応時間が表のとおりであるとき、AI導入後に、1日分の1,000件に対応する時間は何%短縮できたか。

AI導入前後のグループ別の対応件数と対応時間
グループA グループB
対応件数 対応時間 対応件数 対応時間
AI導入前 500件 全体の80% 500件 全体の20%
AI導入後 500件 AI導入前と比べて30%短縮 500件 AI導入前と同じ時間

 ア  15  イ  16  ウ  20  エ  24


答え エ


解説
AI導入によりグループAの対応時間が30%短縮できたので、導入前から見ると全体としては
 80%×30% = 24%
(エ)短縮できたことになる。


キーワード
・IVR

キーワードの解説
  • IVR(Interactive Voice Response、音声自動応答)
    音声による自動応答を行なうコンピュータシステムで、発信者が電話のダイヤルを操作に対応して、あらかじめ録音してある音声や合成した音声で応答を行います。
    クレーム処理などの高度な応対が必要のない業務で利用することができ、低コストで24時間受付が実現できます。また、操作・応答内容を記録することで、顧客対応データの入力を自動化できます。

もっと、「IVR」について調べてみよう。

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