2020年 ITパスポート 問61

サーバの性能向上策に関する次の記述中のa、bに入れる字句の適切な組合せはどれか。

あるシステムで、処理券数の増加に伴いサーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能向上策として、サーバの台数を増やして並行処理させて対応することを  a  という。サーバ事態を高性能なものに交換したり、CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することを  b  という。

a b
スケールアウト スケールアップ
スケールアップ スケールアウト
スケールアップ ダウンサイジング
ダウンサイジング スケールアップ


答え ア


解説
あるシステムで、処理券数の増加に伴いサーバの処理時間の増大が問題となっている。サーバの処理性能向上策として、サーバの台数を増やして並行処理させて対応することをスケールアウトという。サーバ事態を高性能なものに交換したり、CPUや主記憶などをより性能の良いものに替えたりなどして対応することをスケールアップという。

a b
スケールアウト スケールアップ

ダウンサイジングは、機器やシステムなどを性能や機能を維持したまま縮小、小型化、小規模化することです。大型コンピュータ(メインフレーム)上で動作していた情報システムを小型サーバ(ワークステーション)を複数台組み合わせたシステムへの切り替などを指します。


キーワード
・スケールアウト

キーワードの解説
  • スケールアウト(scale out)
    サーバの数を増やすことで、サーバ群全体のパフォーマンスを向上させることです。
    スケールアウトした場合、複数のサーバを連携して動作させることになるため、メンテナンスや障害発生時にもサービスを完全に停止させる必要がない点が利点となり、サーバの台数が増えるために管理の手間が増大したり、ソフトウェアのライセンス料金が高額になることが欠点となります。
    スケールアウトに対し、サーバを構成している各装置の性能を高いものにして処理能力をあげる手法をスケールアップと言います。

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