2020年 秋期 応用情報技術者 午前 問47

次の流れ図において、
 @ → A → B → D → A → B → C → A → E
の順に実行させるために、@においてmとnに与えるべき初期値aとbの関係はどれか。 ここで、a、bはともに正の整数とする。

 ア a = 2b  イ 2a = b  ウ 2a = 3b  エ 3a = 2b


答え エ


解説
処理が「@ → A → B → D → A → B → C → A → E」と実行するので、順を追って考えていく。
最初のAの比較でBに進むために、mとnの関係は「m ≠ n」である。

  • Bの比較でDに進むので、mとnの関係は「m < n」である。
  • 2回目のAの比較でもBに進み、Bの比較でCに進むので、mとnの関係は「m > n - m」である。
  • 3回目のAの比較でEに進むので、mとnの関係は「m - (n - m) = n - m」である。
この式を整理すると、3m = 2nになる。
ここで、m = a、n = bなので、3a = 2b(エ)である。


キーワード
・流れ図

キーワードの解説
  • 流れ図(フローチャート、flow chart)
    ソフトウェアの設計時に、ソフトウェアの処理の流れを図を使って表したものです。
    流れ図で使用する記号はJIS(日本工業規格)で定義されています。
    ただ、最近のソフトウェアの設計手法との相性があまりよくないため、近年では問題のようなフローチャートは使用されなくなっています。

もっと、「フローチャート」について調べてみよう。

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