2020年 秋期 応用情報技術者 午前 問49

アジャイル開発手法の説明のうち、スクラムのものはどれか。

 ア  コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重の五つの価値を基礎とし、テスト駆動型開発、ペアプログラミング、リファクタリングなどのプラクティスを推奨する。
 イ  推測(プロジェクト立上げ、適応サイクル計画)、協調(並列コンポーネント開発)、学習(品質レビュー、最終QA/リリース)のライフサイクルをもつ
 ウ  プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークである。
 エ  モデルの全体像を作成したうえで、優先度をつけた詳細なフィーチャリストを作成し、フィーチャを単位として計画し、フィーチャ単位に設計と構築を繰り返す。


答え ウ


解説

 ア  コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重の五つの価値を基礎とし、テスト駆動型開発、ペアプログラミング、リファクタリングなどのプラクティスを推奨するのは、アジャイルのXP(Extreme Programing、エクストリーム・プログラミング)です。
 イ  推測(プロジェクト立上げ、適応サイクル計画)、協調(並列コンポーネント開発)、学習(品質レビュー、最終QA/リリース)のライフサイクルをもつのは、アジャイルのアダプティブライフサイクルです。
 ウ  プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークであるのは、アジャイルのスクラムです。
 エ  モデルの全体像を作成したうえで、優先度をつけた詳細なフィーチャリストを作成し、フィーチャを単位として計画し、フィーチャ単位に設計と構築を繰り返すのは、アジャイルのFDD(Feature Driven Development、ユーザー機能駆動開発)です。


キーワード
・スクラム

キーワードの解説
  • スクラム
    アジャイル開発手法の1つで、スクラムは“柔軟かつ全人的なプロダクト開発ストラテジであり、共通のゴールに到達するため、開発チームが一体となって働くこと”とされています。

もっと、「スクラム」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ