2020年 秋期 応用情報技術者 午前 問66

システム委託する側のユーザー企業と、受託する側のSI事業者との間で締結される契約形態のうち、レベニューシェア型契約はどれか。

 ア  SI事業者が、ユーザー企業に対して、クラウドサービスを活用したシステム開発と運用にかかわるSEサービスを月額固定料金で課金する。
 イ  SI事業者が、ユーザー企業に対して、ネットワーク経由でアプリケーションサービスを提供する際に、サービスの利用時間に応じて加算された料金を課金する。
 ウ  開発したシステムによって将来、ユーザー企業が獲得する売り上げや利益をSI事業者にも分配することを条件に、開発初期のSI事業者への委託金額を抑える。
 エ  システム開発に必要な工数と人員の単価を掛け合わせた費用をSI事業者が見積もり、システム構築費用としてシステム完成時にユーザー企業に請求する。


答え ウ


解説
レベニューシェア型契約の詳細は契約内容は

  1. 受注側は、無償もしくは安価でソフトウェアを開発する
  2. 受注側は、ソフトウェア開発に加え、その後の保守も請け負う
  3. 発注側は、そのソフトウェアによって得た収益を、報酬として受注側と合意した割合で支払う
になっています。これにより発注側は開発初期の支払額を抑えることができます。


キーワード
・レベニューシェア型契約

キーワードの解説
  • レベニューシェア型契約
    支払い金額が固定されている委託契約ではなく、成功報酬(インセンティブ)型の契約形態で、発注側と受注側がリスクを共有しながら、相互の協力で生み出した利益をあらかじめ決めておいた配分率で分け合います。

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