2020年 秋期 応用情報技術者 午前 問73

EDIを実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。

 ア  企業間取引の契約内容  イ  システムの運用時間
 ウ  伝送制御手順  エ  メッセージの形式


答え エ


解説

 ア  企業間の契約内容は、EDIのレベル4(取引基本規約)です。
 イ  システムの運用時間は、EDIのレベル3(業務運用規約)です。
 ウ  伝送制御手順は、EDIのレベル1(情報伝達規約)です。
 エ  メッセージの形式は、EDIのレベル2(情報表現規約)です。


キーワード
・EDI

キーワードの解説
  • EDI(Electronic Data Interchange)
    電子化されたビジネス情報(注文書、請求書など)を通信回線を利用して、企業間でやり取りすることです。
    経産省の定めた定義では「異なる組織間で、取引のためのメッセージを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換すること」となっています。
    EDIの規格は4つのレベルからなっています。
    • レベル4:取引基本規約
      取引の法的な有効性を確立するための取り決め(契約書)。
    • レベル3:業務運用規約
      業務やシステムの運用に関する取り決め。
    • レベル2:情報表現規約
      やり取りするメッセージをお互いのコンピュータシステムで理解できるようにするための取り決め。
    • レベル1:情報伝達規約
      ネットワーク回線の種類や、伝送手順などの取り決め。

もっと、「EDI」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ