2020年 秋期 プロジェクトマネージャ 午前II 問3

プロジェクトマネジメントにおけるプロジェクト憲章の説明として、適切なものはどれか。

 ア  組織のニーズ、目標ベネフィットなどを記述することによって、プロジェクトの目標について、またプロジェクトがどのように事業目的に貢献するかについて明確にした文書
 イ  どのようにプロジェクトを実施し、監視し、管理するかを定めるために、プロジェクトを実施するためのベースライン、並びにプロジェクトの実行、管理、及び終結する方法を明確にした文書
 ウ  プロジェクトの最終状態を定義することによって、プロジェクトの目的、成果物、要求事項及び境界を含むプロジェクトスコープを明確にした文書
 エ  プロジェクトを正式に許可する文書であり、プロジェクトマネージャを特定して適切な責任と権限を明確にし、ビジネスニーズ、目標、期待される結果などを明確にした文書


答え エ


解説

 ア  組織のニーズ、目標ベネフィットなどを記述することによって、プロジェクトの目標について、またプロジェクトがどのように事業目的に貢献するかについて明確にした文書は、業務計画書です。
 イ  どのようにプロジェクトを実施し、監視し、管理するかを定めるために、プロジェクトを実施するためのベースライン、並びにプロジェクトの実行、管理、及び終結する方法を明確にした文書は、プロジェクト計画書です。
 ウ  プロジェクトの最終状態を定義することによって、プロジェクトの目的、成果物、要求事項及び境界を含むプロジェクトスコープを明確にした文書は、プロジェクトスコープ記述書です。
 エ  プロジェクトを正式に許可する文書であり、プロジェクトマネージャを特定して適切な責任と権限を明確にし、ビジネスニーズ、目標、期待される結果などを明確にした文書は、プロジェクト憲章です。


キーワード
・プロジェクト憲章

キーワードの解説
  • プロジェクト憲章
    プロジェクトの開始時に、プロジェクトの実施の理由と目的の明確化するために作成します。
    プロジェクトの背景と目的、内容など、これから実施するプロジェクトの定義についての内容で、この他にプロジェクトの成果内容、プロジェクトの期間、利用可能な予算、組織構成、プロジェクトを実施していく上でのルールなどが盛り込まれます。

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