2021年 秋期 応用情報技術者 午前 問14

コンテナ型仮想化の説明として、適切なものはどれか。

 ア  アプリケーションの起動に必要なプログラムやライブラリなどをまとめ、ホストOSで動作させるので、独立性を保ちながら複数のアプリケーションを稼働できる。
 イ  サーバで仮想化ソフトウェアを動かし、そのうえで複数のゲストOSを稼働させるので、サーバのOSとは異なるOSも稼働できる。
 ウ  サーバで実行されたアプリケーションの画面情報をクライアントに送信し、クライアントからは端末の操作情報がサーバに送信されるので、クライアントにアプリケーションをインストールしなくても利用できる。
 エ  ホストOSで仮想化ソフトウェアを動かし、そのうえで複数のゲストOSを稼働させるので、物理サーバへアクセスするにはホストOSを経由する必要がある。


答え ア


解説

 ア  アプリケーションの起動に必要なプログラムやライブラリなどをまとめ、ホストOSで動作させるので、独立性を保ちながら複数のアプリケーションを稼働できるのは、コンテナ型仮想化です。(〇)
 イ  サーバで仮想化ソフトウェアを動かし、そのうえで複数のゲストOSを稼働させるので、サーバのOSとは異なるOSも稼働できるのは、ハイパーバイザーです。(×)
 ウ  サーバで実行されたアプリケーションの画面情報をクライアントに送信し、クライアントからは端末の操作情報がサーバに送信されるので、クライアントにアプリケーションをインストールしなくても利用できるのは、シンクライアントです。(×)
 エ  ホストOSで仮想化ソフトウェアを動かし、そのうえで複数のゲストOSを稼働させるので、物理サーバへアクセスするにはホストOSを経由する必要があるのは、仮想マシンです。(×)


キーワード
・コンテナ型仮想化

キーワードの解説
  • コンテナ型仮想化
    コンテナ技術とは、1つのホストOS上に複数のコンテナと呼ばれる独立空間を形成して、そこでアプリケーションをそれぞれ構築することで、コンテナ型仮想化ではホストOS上でアプリケーションの実行環境をコンテナという単位で構築でき、従来の仮想化技術よりも少ないコンピューティングリソースで仮想環境を構築できる仮想化技術です。

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