プログラムのウォークスルーに関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
直接コーディングに携わったプログラマとは別のプログラマが机上でデバッグを行う。 |
イ |
複数のプログラム開発者が集まり、テストで検出された誤りの原因を究明し、修正方法を決定する。 |
ウ |
プログラマの主催によって複数の関係者が集まり、ソースプログラムを追跡し、プログラムの誤りを探す。 |
エ |
レビュー対象となるプログラムの誤りの発見を第一目的として、モデレータが会議を主催する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
直接コーディングに携わったプログラマとは別のプログラマが机上でデバッグを行うのは、第三者検証です。(×) |
イ |
複数のプログラム開発者が集まり、テストで検出された誤りの原因を究明し、修正方法を決定するのは、会議によるデバッグ(?)です。(×) |
ウ |
プログラマの主催によって複数の関係者が集まり、ソースプログラムを追跡し、プログラムの誤りを探すのは、ウォークスルーです。(〇) |
エ |
レビュー対象となるプログラムの誤りの発見を第一目的として、モデレータが会議を主催するのは、インスペクションです。(×) |
【キーワード】
・デザインレビュー
【キーワードの解説】
- デザインレビュー(Design Review、DR)
設計の節目に成果物(設計書、ソースプログラム、テスト結果報告書、試作機など)が、本来の目的(要求)と合っているか、曖昧なところや問題(課題)がないかを洗い出すための討議のことです。
デザインレビューには進め方がいくつかあり、代表的なものとしては
- ウォークスルー
レビュー対象物への入力を仮定して、その結果がどうなるべきなのかをシミュレーションする方法。
- インスペクション
進行役である管理者(モデレータ)を設置し、管理者が参加者の役割を決めたり、レビューポイントを絞り込んだりして、レビュー効率を上げる方法。
- ラウンドロビン
参加者全員が順々に発言するように仕組んだ方法であり、参加しているにも関わらず一言も発言しない者を出さないようにするための方法。
です。
もっと、「ウォークスルー」について調べてみよう。
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