PMBOKガイド第6版における、脅威に対するリスク対応戦略として用いられる“転嫁”の説明はどれか。
ア |
脅威のオーナーシップを第三者に移す。 |
イ |
脅威の存在を認めるが、いかなる積極的な行動もとらず、リスクが発生した時点で対処する。 |
ウ |
脅威を除去するか、脅威の影響からプロジェクトを保護する。 |
エ |
発生確率や脅威の影響度を軽減させるための処置を講じる。 |
答え ア
【解説】
ア |
脅威のオーナーシップを第三者に移すのは、転嫁です。(〇) |
イ |
脅威の存在を認めるが、いかなる積極的な行動もとらず、リスクが発生した時点で対処するのは、保有です。(×) |
ウ |
脅威を除去するか、脅威の影響からプロジェクトを保護するのは、回避です。(×) |
エ |
発生確率や脅威の影響度を軽減させるための処置を講じるのは、低減です。(×) |
【キーワード】
・リスクマネジメント
【キーワードの解説】
- リスクマネジメント(risk management)
発生(顕在化)する恐れのあるリスク(不確実性)を把握、特定し、そのリスクの発生頻度と影響度から評価を行い、対策を講じることです。
リスクには良いほうに影響する場合のプラスのリスクと、悪いほうに影響するマイナスのリスクがあり、それぞれの対策には
- プラスのリスク
- 活用:リスクが顕在化しやすいようにします。
- 共有:同じリスクを他の場合でも保有するようにします。
- 強化:リスクが顕在化したときの影響が大きくなるようにします。
- 保有(受容):何もせず、発生したリスクを受け入れる。
- マイナスのリスク
- 移転(転嫁):リスクが発生した場合の責任所在を他者に移す。
- 回避:リスクのある事業から撤退する。
- 低減:リスクが発生しても被害が少なくなるような対策を取る。
- 保有(受容):何もせず、発生したリスクを受け入れる。
があります。
もっと、「リスクマネジメント」について調べてみよう。
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