ダグラス・マグレガーが説いた行動科学理論において、“人間は本来仕事が嫌いである。したがって、報酬と制裁を使って働かせるしかない。”とするのはどれか。
ア |
X理論 |
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イ |
Y理論 |
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ウ |
衛生要因 |
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エ |
動機づけ要因 |
答え ア
【解説】
ア |
X理論は、“人間は本来仕事が嫌いである。したがって、報酬と制裁を使って働かせるしかない。”という考えです。(〇) |
イ |
Y理論は、“人間は本来進んで働きたがる生き物で、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をする”という考えです。(×) |
ウ |
衛生要因は、フレデリック・ハーズバーグ(Frederick Herzberg)が提唱した動機づけ・衛生理論の要因の一つで、“企業において衛生というのは、従業員が置かれている状況に対する満足や不満足となる要因の一つである”という考えです。(×) |
エ |
動機づけ要因は、フレデリック・ハーズバーグ(Frederick Herzberg)が提唱した動機づけ・衛生理論の要因の一つで、“ないからといってすぐに不満が出るものではないものの、あればあるほど仕事に前向きになる”という考えです。(×) |
【キーワード】
・XY理論
【キーワードの解説】
- XY理論
ダグラス・マグレガー(Douglas McGregor)が人間に対する2つの対立的な考え方を「権限行使による命令統制のX理論」と「統合と自己統制のY理論」と提唱した考え方です。
- X理論
人間は本来なまけたがる生き物で、責任をとりたがらず、放っておくと仕事をしなくなるという考え方で、命令で管理し、目標が達成できたらそれに報いるという経営手法になります。
- Y理論
人間は本来進んで働きたがる生き物で、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をするという考え方で、労働者の自主性を尊重する経営手法になります。
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