2022年 秋期 応用情報技術者 午前 問4

AIにおける過学習の説明として、最も適切なものはどれか。

 ア  ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用することによって、効率的に学習させる。
 イ  学習に使った訓練データに対しては精度の高い結果となる一方で、未知のデータに対しては精度が下がる。
 ウ  期待している結果とはかけ離れている場合に、結果側から逆に学習させて、その差を少なくする。
 エ  膨大な訓練データを学習させても効果が得られない場合に、学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにする。


答え イ


解説

 ア  ある領域で学習した学習済みモデルを、別の領域に再利用することによって、効率的に学習させるのは、転移学習です。(×)
 イ  学習に使った訓練データに対しては精度の高い結果となる一方で、未知のデータに対しては精度が下がるのは、過学習です。(〇)
 ウ  期待している結果とはかけ離れている場合に、結果側から逆に学習させて、その差を少なくするのは、反転学習(?)です。(×)
 エ  膨大な訓練データを学習させても効果が得られない場合に、学習目標として成功と判断するための報酬を与えることによって、何が成功か分かるようにするのは、教師あり学習です。(×)


キーワード
・過剰適合(overfitting、過学習)

キーワードの解説
  • 過剰適合
    統計学や機械学習において、訓練データに対して学習されているが、未知データに対しては適合できていない、汎化できていない状態のことです。

もっと、「過剰適合」について調べてみよう。

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