フラッシュメモリの特徴として、適切なものはどれか。
| ア | 書き込み回数は無制限である |
| イ | 書き込み時は回路基板から外して、専用のROMライターで書き込まなければならない。 |
| ウ | 定期的にリフレッシュしないと、データが失われる。 |
| エ | データ書換え時には、あらかじめ前のデータを消去してから書き込みを行う。 |
答え ウ
【解説】
| ア | 書き込み回数は無制限のメモリ素子はありません。(×) |
| イ | 書き込み時は回路基板から外して、専用のROMライターで書き込まなければならないのは、PEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)です。(×) |
| ウ | 定期的にリフレッシュしないと、データが失われるのは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)です。(×) |
| エ | データ書換え時には、あらかじめ前のデータを消去してから書き込みを行うのは、フラッシュメモリです。(〇) |
【キーワード】
・フラッシュメモリ
- フラッシュメモリ(flash memory)
EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)の一種で、電源を切ってもデータが消えない不揮発性のメモリで、ブロック単位での消去ができる。
データは各ビットの値を1→0に書き変えることができる。
ただし、ビット単位での0→1の書き換えはできない。(書き換えはバイト、ワード単位で行う。)
ビットの値を1にする操作はフラッシュメモリの全部又は一部分(“セクタ”と呼ぶブロック単位)で行うことができ、1にする処理を消去と呼ぶ。
大容量化が容易なので、SDメモリやコンパクトフラッシュ、USBメモリなどで使用されている。
また、組込み系の機器(ハードディスクなどを持っていない機器:携帯電話、携帯音楽プレーヤ等)でプログラムやデータを格納する用途で使用されている。
なお、書き換え回数に制限があり、少ないものでは10回程度、多いものでは100万回程度である。
もっと、「フラッシュメモリ」について調べてみよう。
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