2022年 秋期 応用情報技術者 午前 問54

あるシステム導入プロジェクトで、調達候補のパッケージ製品を多基準意思決定分析の加重総和法を用いて評価する。 製品A〜製品Dのうち、総合評価が最も高い製品はどれか。 ここで、評価点数が大きいほど、製品の評価は高い。

[各製品の評価]
評価項目 評価項目の重み 製品の評価点数
製品A 製品B 製品C 製品D
機能要件の充足度合い 5 7 8 9 9
非機能要件の充足度合い 1 9 10 4 7
導入費用の安さ 4 8 5 7 6

 ア  製品A  イ  製品B  ウ  製品C  エ  製品D


答え ウ


解説
各製品の加重総和は各評価点数と重みの積の和になるので

評価項目 評価項目の重み 製品の評価点数
製品A 製品B 製品C 製品D
機能要件の充足度合い 5 7(35) 8(40) 9(45) 9(45)
非機能要件の充足度合い 1 9(9) 10(10) 4(4) 7(7)
導入費用の安さ 4 8(32) 5(20) 7(28) 6(24)
加重総和 76 70 77 76
になるので総合評価のもっとも高い製品は製品C(ウ)になる。


キーワード
・多基準意思決定分析

キーワードの解説
  • 多基準意思決定分析(multiple-criteria decision analysis)
    矛盾するような基準を持つ複数の選択肢を評価し、最適な選択するための構造化された手法です。
    企業においては調達活動における納入製品・業者を選ぶ場面なので活用されます。

もっと、「多基準意思決定分析」について調べてみよう。

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