2022年 秋期 応用情報技術者 午前 問60

システム監査基準の意義はどれか。

 ア  システム監査業務の品質を確保し、有効かつ効率的な監査を実施するためのシステム監査人の行為規範となるもの
 イ  システム監査の信頼性を保つために、システム監査人が保持すべき情報システム及びシステム監査に関する専門知識・技能の水準を定めたもの
 ウ  情報システムのガバナンス、マネジメント、コントロールを点検・評価・検証する際の判断の尺度となるもの
 エ  どのような組織においても情報システムの管理において共通して留意すべき基本事項を体系化・一般化したもの


答え ア


解説

 ア  システム監査業務の品質を確保し、有効かつ効率的な監査を実施するためのシステム監査人の行為規範となるものは、システム監査基準です。(〇)
 イ  システム監査の信頼性を保つために、システム監査人が保持すべき情報システム及びシステム監査に関する専門知識・技能の水準を定めたものはありません。(×)
 ウ  情報システムのガバナンス、マネジメント、コントロールを点検・評価・検証する際の判断の尺度となるものは、システム管理基準です。
 エ  どのような組織においても情報システムの管理において共通して留意すべき基本事項を体系化・一般化したものは、システム管理基準です。(×)


キーワード
・システム監査基準

キーワードの解説
  • システム監査基準
    経済産業省により作成された情報システムを監査するための基準です。
    この基準には、情報システムが災害や不正なアクセス等の脅威などへの「安全性」、情報システムが期待したとおりの性能を発揮し、異常停止などの誤動作などへの「信頼性」、情報システムが期待通りの性能を発揮し、企業経営に適切に貢献しているかの「効率性」について監査し、その結果を経営層に助言、報告をし、改善状況を監視します。

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