2022年 秋期 応用情報技術者 午前 問70

APIエコノミーの事例として、最も適切なものはどれか。

 ア  既存の学内のデータベースのAPIを活用できるEAI(Enterprise Application Integration)ツールを使い、大学業務システムを短期間で再構築することによって経費を削減できた。
 イ  自社で開発した音声合成システムの利用を促進するために、自部門で開発したAPIを自社内の他の部門に提供した。
 ウ  不動産会社が自社で保有する顧客データをBI(Business Intelligence)ツールのAPIを使い可視化することによって、商圏における売り上げ規模を分析できるようになった。
 エ  ホテル事業者が、他社が公開しているタクシー配車アプリのAPIを自社のアプリに組み込み、サービスを提供した。


答え エ


解説
APIエコノミーはは、他の企業が公開したAPI(Application Programming Interface)を自社のサービスと連携させることで広がる経済圏のことなので、ホテル事業者が、他社が公開しているタクシー配車アプリのAPIを自社のアプリに組み込み、サービスを提供した(エ)になります。
この事例では、タクシー事業者はAPIエコノミーでホテル事業者に商圏を広げることになります。


キーワード
・マッシュアップ

キーワードの解説
  • マッシュアップ(mashup)
    複数のWebサービスを組み合わせて、一つのWebサービスのように機能させることです。
    専門的な知識・技能がなくても、既存のサービスを組み合わせることで、新しいWebサービスを短期間で開発することが可能になります。

もっと、「マッシュアップ」について調べてみよう。

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