2022年 秋期 応用情報技術者 午前 問73

サイバーフィジカルシステム(CPS)の説明として、適切なものはどれか。

 ア  1台のサーバ上で複数のOSを動かし、複数のサーバとして運用する仕組み
 イ  仮想世界を現実化のように体感させる技術であり、人間の複数の感覚を同時に刺激することによって、仮想世界への没入感を与える仕組み
 ウ  現実世界のデータを収集し、仮想世界で分析・加工して、現実世界側にリアルタイムにフィードバックすることによって、付加価値を創造する仕組み
 エ  電子データだけでやり取りされる通貨であり、法定通貨のように国家による強制通用力をもたず、主にインターネット上での取引などに用いられるもの


答え ウ


解説

 ア  1台のサーバ上で複数のOSを動かし、複数のサーバとして運用する仕組みは、仮想サーバです。(×)
 イ  仮想世界を現実化のように体感させる技術であり、人間の複数の感覚を同時に刺激することによって、仮想世界への没入感を与える仕組みは、クロスリアリティ(Cross Reality、XR)です。(×)
(クロスリアリティは仮想現実(Virtual Reality)、拡張現実(Augmented Reality)、複合現実(Mixed Reality)、代替現実(Substitutional Reality)などの技術の総称です。)
 ウ  現実世界のデータを収集し、仮想世界で分析・加工して、現実世界側にリアルタイムにフィードバックすることによって、付加価値を創造する仕組みは、サイバーフィジカルシステムです。(〇)
 エ  電子データだけでやり取りされる通貨であり、法定通貨のように国家による強制通用力をもたず、主にインターネット上での取引などに用いられるものは、暗号資産(仮想通貨)です。(×)


キーワード
・サイバーフィジカルシステム

キーワードの解説
  • サイバーフィジカルシステム(Cyber Physical System、CPS)
    実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析・知識化を行い、そこで創出した情報・価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくものです。

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