2022年 秋期 システム監査技術者 午前 問11

紙型、ICカード型又はサーバ型の前払式支払手段(プリペイドカード、電子マネーなど)の発行者に対し、その発行業務に係る情報の漏えい、減失又は()損の防止措置を求める法律はどれか。

 ア  資金決済法  イ  消費者契約法
 ウ  電子帳簿保存法  エ  特定商取引法


答え ア


解説

 ア  資金決済法は、前払式支払手段の発行者に対し、その発行業務に係る情報の漏えい、減失又は毀損の防止措置を求める法律です。(〇)
 イ  消費者契約法は、消費者と事業者の情報力・交渉力の格差を前提とし、消費者の利益擁護を図ることを目的とした法律です。(×)
 ウ  電子帳簿保存法は、経理業務のIT化やインターネットを介した取引が増えたことによりペーパーレス化が進み、帳簿類を電子データで保存できるようにした法律です。(×)
 エ  特定商取引法は、業者と消費者の間における紛争が生じやすい訪問販売等の取引について、勧誘行為の規制、紛争を回避するための規制及びクーリング・オフ制度等の解決手続を設けることによって、取引の公正性と消費者被害の防止する法律です。(×)


キーワード
・資金決済法

キーワードの解説
  • 資金決済法(資金決済に関する法律)
    商品券やプリペイドカードなどの金券(電磁化された電子マネーを含む)と、銀行業以外による資金移動業について規定する法律です。
    この法律では前払式支払手段の発行者として登録されるには、一定の資産の保有や不法送金を防ぐための体制整備などが条件となります。

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