2022年 秋期 データベーススペシャリスト 午前 問2

社員と年との対応関係をUMLのクラス図で記述する。 二つのクラス間の関連が次の条件を満たす場合、a、bに入る多重度の適切な組合せはどれか。 ここで、“年”クラスのインスタンスは毎年存在する。

[条件]
(1)  全ての社員は入社年を特定できる。
(2)  年によっては社員が入社しないこともある。

a b
0..* 0..1
0..* 1
1..* 0..1
1..* 1


答え イ


解説
社員の入社年は必ず1つ存在し、0や2ということはないので、bに入る多重度のは“1”である。
また、ある年に入社した社員は条件から0人から複数人であることもあり、年クラスのインスタンスは毎年存在するので、aに入る多重度は“0..*”である。


キーワード
・UML
・クラス図

キーワードの解説
  • UML(Unified Modeling Language、統一モデリング言語)
    オブジェクト指向のプログラム開発を行うときに、システムの構造や振る舞いをモデル化(抽象化)した図(ダイアグラム)で表現するための記法について定めたものです。
    UMLでは構造図や振る舞い図など複数のダイアグラムの記法があります。
  • クラス図
    UMLで使用する図の一つで、クラス、属性、クラス間の関係からシステムの構造を記述する静的な構造図です。

もっと、「クラス図」について調べてみよう。

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