2022年 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前 問24

ある業務を新たにシステム化するに当たって、A〜Dのシステム化案の初期費用、運用費及びシステム化によって削減される業務費を試算したところ、表のとおりであった。 システムの利用期間を5年とするとき、最も投資利益率の高いシステム化案はどれか。 ここで、投資利益率は次式によって算出する。 また、利益の増加額は削減される業務費から投資額を減じたものとし、投資額は初期投資と運用費の合計とする。

 投資利益率 = 利益の増加額÷投資額

単位 万円
システム化案 初期費用 1年間の運用費 削減される1年間の業務費
A 30 4 25
B 20 6 20
C 20 4 15
D 15 5 22

 ア  A  イ  B  ウ  C  エ  D


答え エ


解説
5年間システムを使用したときの投資額と利益の増加額、投資利益率を求める。

システム化案 初期費用 1年間の運用費 削減される1年間の業務費 投資額 利益の増加額 投資利益率
A 30 4 25 50 75 1.5
B 20 6 20 50 50 1.0
C 20 4 15 40 35 0.875
D 15 5 22 40 70 1.75


キーワード
・ROI

キーワードの解説
  • ROI(Return On Investment、投資利益率)
    投資した資本により、どれだけの利益が発生したかを測るために使用する指標です。
    基本的な計算式は
     ROI = 利益÷投資額×100
    になります。また、企業の決算書から求める場合は
     ROI = (当期営業利益 + 減価償却費)÷(株主資本 + 有利子負債)×100
    で計算します。

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