2022年 ITパスポート 午前 問98

関係データベースで管理している“従業員”表から、氏名の列だけを取り出す操作を何と呼ぶか。

 ア  結合  イ  射影  ウ  選択  エ  和


答え イ


解説

 ア  結合(join)は、2つの関係データベースを結合して、新しい関係を作る演算です。(×)
 イ  射影は、関係データベースの特定の属性の列を選び出し、新しい関係を作る演算です。(〇)
 ウ  選択(selection)は、関係データベースの特定の行を選び出し、新しい関係を作る演算です。(×)
 エ  和(union)は、属性の構造が同じ2つの関係データベースの論理和を行ない、新しい関係を作る演算です。(×)


キーワード
・射影

キーワードの解説
  • 射影(projection)
    データベースでの射影とは、表(テーブル)を構成する属性について、特定の属性の列を選び出し、新しい関係を作る演算です。
    例えば、成績テーブルとして「学籍番号」「国語の得点」「数学の得点」「計」があるとき、この中から「学籍番号」「計」を指定しその列だけからなる表を作成することです。

    [実行前]
    成績テーブル
    学籍番号 国語の得点 数学の得点 合計
    ABCD 70 80 150
    EFGH 65 90 155
    IJKL 75 55 130

    [実行後]
    成績テーブル
    学籍番号 合計
    ABCD 150
    EFGH 155
    IJKL 130

もっと、「射影」について調べてみよう。

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