2022年 春期 応用情報技術者 午前 問6

再入可能プログラムの特徴はどれか。

 ア  主記憶上のどこのアドレスに配置しても、実行することができる。
 イ  手続の内部から自分自身を呼び出すことができる。
 ウ  必要な部分を補助記憶装置から読み込みながら動作する。 主記憶領域の大きさに制限があるときに、有効な手法である。
 エ  複数のタスクからの呼出しに対して、並行して実行されても、それぞれのタスクに正しい結果を返す。


答え エ


解説

 ア  主記憶上のどこのアドレスに配置しても、実行することができるのは、再配置可能プログラムの説明です。(×)
 イ  手続の内部から自分自身を呼び出すことができるのは、再帰(可能)プログラムの説明です。(×)
 ウ  必要な部分を補助記憶装置から読み込みながら動作する。 主記憶領域の大きさに制限があるときに、有効な手法であるのは、オーバーレイ方式の説明です。(×)
 エ  複数のタスクからの呼出しに対して、並行して実行されても、それぞれのタスクに正しい結果を返すのは、再入可能プログラムの説明です。(〇)


キーワード
・再入可能プログラム

キーワードの解説
  • 再入可能プログラム(reentrant、リエントラント)
    プログラムやサブルーチン(関数)が、複数のタスク(スレッド)から同時に呼び出されても正常に動作するものです。
    プログラムが再入可能であるためには、静的データ(局所変数)があってはならず、呼び出し側の提供するデータで処理を行う必要があります。

もっと、「再入可能プログラム」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ